Products商品開発

OGURAYAMA 青松ぼっくりペールエール
京都で生育したアカマツの青松ぼっくりをクラフトビールに。
青松ぼっくりとホップの風味をお楽しみいただけます。
開発背景・商品詳細
アカマツから生まれる青松ぼっくりという恩恵
青松ぼっくりペールエールには、京都のアカマツ林でとれた青松ぼっくりが使われています。
グラスに注いだ瞬間から青松ぼっくりの青々しい香りが感じられ、その後からアメリカンホップに特徴的なグレープフルーツを思わせる柑橘の香りが広がります。
また、アルコール度数が4.5%と低いため、飲み口も軽やかです。
ゆっくり香りを楽しみながら呑んでいただくと、クラフトビール特有の香りの変化をお楽しみいただけます。
古都京都の代表的な風景 アカマツ林
古くから京都ではアカマツという種類のマツが生育しており、古都京都の風景を代表するものでした。
また、京都では、アカマツは五山の送り火や伝統的な建築に使用されており文化的役割も果たしていました。
ですが、近年病害虫や、維持管理不足などの要因からアカマツが減少しています。
古くからの風景を次世代に伝えるために、京都から自然の美しさをなくさないために、アカマツを守る活動が必要です。
そして、アカマツの減少は文化的損失であると同時に、生物多様性の変化や損失をもたらし、こちらも大きな問題とされています。
人間のためだけでなく、生物のためにも、そして何より自然そのもののためにもアカマツの再生や保存をしていかなくてはいけません。
ここ小倉山でも、当団体が15年近く(2025年現在)森林環境の整備などの維持管理を続けています。
その結果が実を結び、50cmほどだったアカマツもいまでは8mほどに生長しています。
しかし、アカマツが成木になるまで35~50年かかると言われており、これからも引き続き維持管理活動を行っていく必要があります。
その成長過程でとれた、香り高い青松ぼっくりの一部を採取し、アカマツの恩恵をいただきながら、
次の20年後に向けてアカマツが生長し続けることを願い、ペールエールのクラフトビールをつくりました。
※商品を販売して出た収益は、会の趣旨に沿った環境保全活動に役立てています。